国際通信社グループ 新型インフルエンザ、予想に反して拡大せずに終息か？

急遽、手配したワクチンもダブついているような話題がニュースで報じられています。患者が多くて足りないより、また丁度、患者数に対して過不足無かったよりは、嬉しいことと思うべきだと考えます。結果論なので何ともいえませんが、一部の医師が新型インフルエンザに対して騒ぎすぎであると指摘していたことは、決して結果論でなく必然であったのかもしれません。人間には、論理的な思考を妨げ合理的な判断が行えなくなる偏見である「心理バイパス」が働くといいます。例えば、得をすることに関して(宝くじに当たるなど)は、その確率を高く見積もり、損をすること(交通事故に遭うなど)は低く見積もる傾向があり、また低い確率でしか起きないことに関しては、高い確率で起きることよりも、その発生を高く見積もる傾向があると言います。
即ち、10万、100万人に1人しか当たらないような宝くじくには、遥かに実際の確率も高い確率で当たると思って宝くじを買っています。一方、3人に1人が1000円出せば、2000円が戻ってくるような賭けには、実際の確率よりも、弱気になってしまい賭けにでない傾向です。マスコミ記者達のこのような心理が不安感を煽り、それに同調する庶民がいて、世論が形成され、政府も動かざるを得なかったという側面はあったのでしょう。ただ、あくまで数字上のことなので、大流行した可能性も否定できず、マスコミ、政府が安易であったとは言い切れないでしょう。論理的に決定して、その論理が悪い方向に外れても冷静でいられることは難しい。

国際ジャーナルの取材で・・
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