迷える小鳩


鳩山内閣の支持率低下が止まらない。先日のニュースによると現在の支持率は

48%だそうだ。 発足時は75%ほどあったはずで、まあよく下げたものだと笑えてくる。

しかし、民主党が全く実務に向かない政党であったのは選挙前から明確な事実だった。

ただあの総選挙では、とにかく皆が『自民党政権から脱却』したいと望んだ結果、

民主党が政権を取ったに過ぎない。

やはり政権交代の意義は相当に大きなものだった。

60年近く1つの政党が与党で在り続けた事実がいかに異常なものであったかは、

ベッタリとくっついた三権が物語っている。

自民党の主義主張のなさは、野党に転落した今こそ明らかだろう。

彼らは、ただ"こうありたい、こうしたい"という信念の元に政治を

行っていたのではなく、当たり前に与えられる政権運営を自分達の良いように

こなしていただけなのだ。

さて、今更自民党批判をしても仕方がないので、鳩山政権の話に戻る。

鳩山政権を発足させた本来の大目標が"政権交代の実現"だとすれば、その第一段階は

発足時にクリアした。次は政権として機能させることだろう。 いつかの政権のように

途中で放り出して、あっという間に自民政権に逆戻りなんて事になれば何の意味もない

のだから。

日本に政権を取れる政党が、民主党自民党の2つしかなかったのは不幸でしかない。

フラフラ迷走していい加減にしろと言いたくなるのも尤もだ。

しかし、今ここで政権としての能力を成長させなければ、結局この政権交代

何ら意味を成さないちょっとした現象で終わってしまう。

だから鳩山さん、しっかりしてよと言いたい。今すぐ結果を出せとは言わないが、

せめて政権内の人間関係や、政策が迷走する様を実況中継されるヘマだけは

やめたほうが言いと思うのだが。如何だろうか。

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