国際ジャーナルと現代画報の特集記事 日本は寂しい国でしょうか・・・

ここのところ高齢者の所在不明に関するニュースがテレビや新聞で大きく
取り上げられています。以前、雑誌「現代画報」でも「高齢者」に関する記事が
紹介されていたように思います。「所在不明」に関する記事ではありませんが・・・。

先日は、神戸市東灘区の話が新聞に載っていました。本来であれば「国内最高齢」
となる125歳の女性の住所地が29年前から市の公園になっていたというのです。
非常に驚きました。29年という長い期間で誰も気づかなかったのでしょうか・・・。

8月10日、神戸市が発表した100歳以上で住民基本台帳の所在地に居住して
いない高齢者は105人もいるというのです。ですが、市内の9区役所は区内の所在
不明者を把握していたのに、基本台帳を変更していなかったというのですから驚きです。

1995年の阪神大震災後、独居高齢者の増加や孤独死が社会問題になった神戸市で
新たな高齢者に関する問題が浮上したのです。

神戸市だけではありません。多くの地域で所在不明の高齢者が多数いるといいます。
日本は長寿国などといわれていますが、本当に長寿の国なのでしょうか。
それは帳簿上だけなのか・・・と疑ってしまいます。実際、蓋をあけてみれば実は
そうではなかった・・・というパターンにはならないでしょうか。
身内がどのような対応をしているのか家庭によって異なるとは思うのですが、
毎日のようにテレビで報道されているのを見ると、寂しい感じがします。
年金だけが動いているのですから・・・。


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